2016年8月29日月曜日

辛くて辛くて最高に楽しかった白浜ピストリップ

 「ピストで白浜行くんすよ〜」
って言ったら大体返ってくるのは「100キロ以上でしょ?なんでロードじゃないの?」「うそ〜ピストやったらただただしんどいだけやん〜」
とネガティブな言葉ばかりでピストイコール長距離NG、上り坂NG、しんどい乗り物ってイメージが定着してるのかなって感じました。

確かに長距離ライドだと多段ギアでスイスイ走れるロードバイクが快適なのは十分承知なんだけど、この夏は刺激が欲しい気分!
ラグジュアリースポーツは欲してない。泥臭く走りたい。
てな訳でピストを選びました。笑

お店がある南大阪から100キロ以上離れてる白浜までピストで向かう、名付けて「白浜ピストリップ」。

多段ギアダメ!
レーパンダメ!
ビンディングダメ!
キャリア&パニアバックダメ!

より泥臭く走る為に4つルールを設けた白浜ピストリップ!笑
いつもの「快適」をとことん排除しました!汗
そんなオバカな企画に集まってくれた仲間とレッツライドオン!

走り出しはただただ笑顔で、全身に浴びる風が気持ちよすぎて気分は最高。
この最高がどこまでも続けばいいのにな、なんて思ってた。
でもね。
フラットだった道が次第に傾きはじめて、穴という穴から汗が吹き出してくる。
笑顔が徐々に真顔に、そして険しい顔に。
脚に乳酸が溜ってくる感じがわかる。なにこれ、めっちゃしんどい。めっちゃ辛い。
登り坂、コーナーにさしかかって、曲がったら下り坂かな〜。うそ、まだ登り?
前日呑むんじゃなかった・・・。はよ寝とけばよかった。。。色々後悔してたら、
下りが始まりました。
もう超絶クール!最高にクール!
この最高がどこまでも続けばいいのにな、なんて思ってたらまたすぐ登りが始まって。
そして下り、また登り。険しい顔に逆戻り。
そんなのを何度も何度も繰り返して、「なんの為に、誰の為に走ってるかがわからなくなってくる」。
道中で食べたラグマンってラメーン屋のラーメンや見渡す限りエメラルドグリーンの海が、そんな「なんの為に?」にすぐ答えをくれました。

道中はしんどくて、最高で、辛くて、感動して僕たちはなんとか無事白浜に着きました。
着いて呑んだビールの味はもう例えようのないほど美味しかったし、僕はきっとこの為に走って来たんだってその時確信しました。笑

100キロ以上の距離を4人で走って来たけど、パンクも落車もなくノートラブルでした。
たまたまって言っちゃうとそこまでだけど、ノートラブルでゴールできたのもパーツ構成の少ないピストならではなのかなって思いました。

僕の使ってるMACさんが超絶調子悪くて写真読み込まない模様なので、調子取り戻したら道中の写真アップします!またちょくちょく見て欲しいです!

ではでは〜

ETマツモトジン

PS
ピストバイクってたった一つのギアしかついてない究極にシンプルな自転車だと思うんです。
変速する必要もないから、平坦な道も下り坂も上り坂もただひたすら漕ぐだけ!余計なことを考えずただひたすら漕ぐだけ!ちょっと座禅っぽいなって思いました!